これまでも国が変われば勝手も異なり、その空気に慣れるのに時間がかかった。今度は国も変わったがそれ以上に生活のパターンが異なるのだ。ホテル暮らしから日常生活へ移行し、ここで生活の基盤を作らねばならない。要するにモードが変わるのだが当然ながら頭と感覚はついていけず、少しぼんやりして第一日目がスタートする。無理をせず少しずつ慣れていくつもりだ。
ソボルさんがお昼に訪ねて来てくれてダリンガさんとともに私たちの生活が上手く行くように世話をしてくれる。一緒にショッピングセンターに行って生活用品の購入や、地図で街の概要、インターネットのアクセスをどうするか、携帯電話をどうするか、安全な銀行でのお金のおろし方。etc。洗濯機やお風呂の使い方、鍵についてなど細かい事は山ほどあるものだ。
ソボルさんについてはまたおいおい記していくことになると思うが、彼は英語専門の翻訳家であり、出版社を経営している。つまり自分の翻訳した本を自分の会社で出版している。専門は仏教書である。彼は母国語以外に英語とイタリア語とロシア語に堪能で日本語も単語は良く知っている。例えば英語ではblessというクロアチア語を説明してくれた時に(god bless you等)、「日本語ではカジといいますね」と言われ一瞬何の事かわからなかった。「ああ加持祈祷の加持のことですか。」佛教語には詳しいのだ。インドの梵字はほとんど読めると言っていた。
テラス。向こうにはアドリア海が見える。
キッチン
ディエゴ・法海・ソボルさん。
近所
近所。森の向こうがリエカのセンターで港。
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