0427 自然史博物館

朝、自然史博物館と美術館に向かう。自然史博物館は最初閉まっていると思えた。だって正面玄関は工事中のような有様だしドアも締まっている。あきらめてベンチに腰掛けて愕然としていた。智子は幼い娘連れの父親から何か聞かれ大胆にも「クローズ!」と言っている。その親子も納得したように去って行った。すると背後からへんな若者が物問いたげにやって来る。不気味だがとりあえず覚えたての「ドバルダン(こんにちは)」と言ってみる。よくわからないので彼に英語で「閉っているみたいですね」というと「いや、開いてますよ」という。なんのことかわからず「だってドア締まってるし、あそこ工事中だし」というと「いやこっちです。」といって裏口を案内する。変だなあ、こいつラリっているのかと不安に思いながらもついていくとそこが博物館の入り口で彼はれっきとした博物館のスタッフのようだった。(彼は窓から私たちの事を見ていたのだろうか?)結局彼に一人10クーナ(230円)の入場料を払い無事入る事ができた。入ったら入場者は私たちだけであったが、ちゃんと電気は点いていたし妙にインタラクティブな装置もちゃんと稼働していた。とても変な博物館だ。規模も小さく拍子抜けはしたがなんとなく、素朴というか、かわいいというか憎めない博物館である。だってエントランスに子供の夏休みの科学学習の宿題が飾られているのだもの。蝶を始めとする昆虫の展示は妙に凝っていた。新島さん好みだと思った。

そこを出て美術館に向かうがここは正真正銘の休みだった。日曜日が休みの美術館なんてちょっとないよなあと思いつつあきらめる(ヨーロッパでもたいていの美術館は月曜日が休みである)。しょうがないのでクロアチア最大のフェリー会社に行きタイムテーブルをもらい、バスセンターでバスの時刻表をメモし、マーケットで果物とパンを購入。小さなパン屋の若者が「あなたは何人」と聞くので日本人だと答えると僕は日本に行きたいと思っていると言った。日本の何に興味持ってるの?と聞くと「文化や歴史や全部だ。僕は本気で行く気なんだ」と言っていた。とりあえず「ナイスな考えだね」と答えておいた。

また今日はリエカあげてのマラソン大会の日のようであった。交通量が極端に平日より少ない。急に暑くなったせいか救急車みたいなのに運ばれたり、テントで倒れたりしている人が多かった。クロアチア人は何となく体格からいってマラソンには向いてないように思う。大きなお世話だけど。街の中心ではマラソン参加者や関係者のために大きな鍋で作ったラザニアを振る舞っていた。ラザニアを作っている人がちゃんとしたコック帽をかぶっているだけでおいしそうに見えました。

その後定番になりつつある美しい栗の木の並木のあるホテル・コンチネンタルのネットカフェで昼食と調べものとトルコ行きのホテルの予約等をする。パスタとピザとビール。バスで帰宅。その後読書等。夜テレビではジャッキー・チェンをやっていた。

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自然史博物館正面。右手が正面玄関と思われる。

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どう見ても裏口。

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