ロドスは紀元前12世紀頃から人が住み始めカミロス、イアリソス、リンドスの三つの古代都市で有名である。現在はリンドスが町も残り、遺跡も保存が良い。ロドスは海のシルクロードの中に位置している。ローマ帝国、東ローマ帝国、サラセン、ベネチアとその支配者は歴史の中でめまぐるしく変わっている。この島を有名にしているのは島の先端(約900メートル四方の旧市街)が城壁で覆われているところだ。現在でも城壁はしっかり残っている。これは聖ヨハネ騎士団が200年にわたりビザンチン帝国の崩壊後、イスラムに対するキリスト教の前線基地とするためこの島を支配し、築いたものだ。このあたりは塩野七生さんの小説「ロードス島攻防記」に描かれている。攻撃をしたのはトルコのスレイマン一世でこの戦いでは大砲が本格的に使用されている。今でも城壁のあちこちに丸い石が転がっているが大砲の弾である。
400年近いトルコ支配の後、イタリア、ドイツが占領しギリシアに帰属できたのは第二次大戦後である。
リンドスの町と丘
遺跡から町を見下ろす
スミス山(ロドスの町近く)の古代スタジアム
古代劇場
アポロン神殿
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24日と25日はお祭りらしく城壁のあちこちでイヴェントが行われていた。
大道芸の人々。昔、芸祭に来てもらったことのある黒色テントとそっくりのパフォーマンスだった。
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