0617 ヴァティカン博物館

今日はシンプルな1日である。ヴァティカン博物館にとりあえず1日をさいた。噂に聞いていた入館行列というのはほとんどなくスムーズに入れた。エジプト美術、古代彫刻、エトルスク、ギリシア彫刻といった今興味のあるところに時間をとられすぎ、タペストリー、地図のギャラリーは駆け足で、ラッファエロの間、現代宗教美術も適当に流し、システィーナ礼拝堂でタイムリミットとなった。図書館の回廊、彩色写本や絵画館などはまたの機会となった。前半のエジプト、エトルスク、ギリシア彫刻は文句なく素晴らしい。受験生の時デッサンした石膏のオリジナルを見るのは不思議な感覚である。これは10歳代で見ておくべきだよなと思った。今更ですが。
システィーナ礼拝堂では写真を禁じられているのでイメージはここにはないが、古代のものは別として、ミケランジェロの天井画は突出していた。色も美しいし画面構成も実験的というか本人が楽しくてしょうがない感じが伝わってくる。(伝記や映画等では眉間にしわを寄せて苦しんだことになっているけど画面からはそんな感じはしなかった。とても瑞々しい。私は画面から受けた印象の方を信じる)それに比べれば24年後に描かれた最後の審判の方は驚く程暗い。別人のようだ。しかも観念的な感じすらする。(勝手な感想ですが)この部屋には2時間程いたか。
ラファエロは昔から何故そんなに良いと言われるのか理解できなかったが今回オリジナルを見ても残念ながらその感想は変わらない。
今回、長年見たいと思っていたカラヴァッジョの「キリスト降架」を見損なった。どうしよう?

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エジプト美術館

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スカラベ(ケース)

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スカラベ(中)

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ラムセスの母、トーヤの肖像。

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以下古代彫刻 ピオ・クレメンティーノ美術館、キアラモンティ美術館、新回廊、大燭台のギャラリー。

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アウグストゥス

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ラオコーン オリジナル。もともとロドス島にあったものだ。

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アポロ

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トルソ

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以下エトルスク美術館

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ラファエロの間

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