ボルゲーゼ美術館に入館する為にはあらかじめ予約が必要で、月曜日に電話で予約をしておいた。朝宿を出て地下鉄B線、A線と乗り継いでボルゲーゼ公園方面に向かう。
途中サンタ・マリア・デル・ポポロ教会へ。
カラヴァッジョの礼拝堂。「聖パオロの改宗」と「聖ピエトロの逆さ磔」その他チボの礼拝堂、ピントリッキオのフレスコ画など。ここはかなり充実度が高い。
ポポロ広場、ラムセス二世のオベリスク。
ポポロ広場、双子教会(サンタ・マリア・イン・モンテサント教会とサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会)。
サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会内部。
ボルゲーゼ公園、ナポレオン広場からポポロ広場を見下ろす。
小金井公園に似ています。
ボルゲーゼ美術館
ここは名品ぞろい(カノーヴァ、ベルニーニ、カラヴァッジョ、クラナッハ、ラッファエロ、ティツィアーノ、ボッティチェリ、リューベンス他)であることは間違いない。僕の主な目的はやはりここでもカラヴァッジョで「馬丁の聖母」「果物籠と青年」「ゴリアテの頭を持つダヴィデ」「バッカスに扮する自画像」「聖ヨハネ」「聖ヒエロニスム」であった。
個人的な好みで申し訳ないがラッファエロ(前にも書いたが)と同様ベルニーニが苦手です。ロレンツォ・ロットの「聖なる対話」が素晴らしかった。
木本さんからは「美術館情報をしっかり書け」という指示をもらっていますが、言い訳するようで何だがここでは別にまともな美術案内をするつもりはないので皆さんそのつもりで読んで下さい。私の好みなんてコロッと変わってしまいますから。とはいえここの美術館は先にも書いたように予約を要求する上予約料と入場料で軽く2000円以上をとり、2時間たつと入れ替え制で追い出されるのだ。落ち着かない事この上ない。
当然館内は撮影禁止なのでカラヴァッジョ、クラナッハなど(以下は参考イメージです)
ロット
次はヴィラ・ジュリア・エトルスコ博物館。ローマ美術に影響を与えたギリシアとならぶ源泉(しかもローマによって徹底的に破壊されたため残存品が少ない)エトルリア美術に興味を持っていたので期待が大きかった。しかしここは展示、解説ともわかりにくくかなり失望した。ただこの博物館内にある館ヴィラ・ジュリアの遺構は素晴らしかった。
ヴィラ・ジュリア
再びボルゲーゼ公園を通り国立近代美術館へ。
ここは19世紀から20世紀にかけての主立った近現代絵画がイタリアを中心にしながら全ての作家あります的な展示だった。内容に関してはかなりムラがあるように思う。全体の印象はあまり強くない。ただデュシャンをまとめて5、6点見れたのは収穫だった。
カ、カ、カラバッジョぉぉ〜〜〜〜!生ぁぁ〜〜〜!ゴリアテぇぇ!
人の注文も聞かんと解放されちゃってもお。
(新鮮ではあるが、いいもん、帰ってからネチネチ聞いてやる!)
ところで、もう一つの注文のイイオトコの写真はないのかなあ。
実空間。実空間。
こういう美術館や建築群のある町の日常は、やっぱり日常なんだな。
ブログでも日々の生活のパワーと作品群との共存部分はやっぱし面白いです。
kkさん。すいません。一応気にはしているんですがイイオトコは仮に目に入っても「カッコつけやがって。けッ。」という感じで本能的に写真を撮る気がおきないようです。若い男女で黒めがねがうじゃうじゃいますが皆マトリックスみたいに見えます。それよりも異常なデブ、でかいおしり、異常にしわしわの人、ハゲのバリエーション、きたない入れ墨をしたバカな若い男女とか変なものにどうしても目がいきます。時々声に出してしまうので妻に叱られています。やっぱり写真は撮りませんけど。
美男美女は大理石と平面キャンバスの中にのみ存在するような…。