0626 ギリシア神話

相変わらずの強烈な暑さである。

自宅でひたすら読書。「ギリシア神話」呉茂一著 新潮文庫。文体は少し読みにくくはあるが大変な名著だと思う。ヴィジュアルコミュニケーションに関するこのような本があれば良いのにと思いながら感動しながら読んでいる。

前にも書いたが自慢の船で(実はボートではなくちゃんとした船であった)アドリア海クルーズに出かけていた大家のユリックさんとダリンカさんが夕方帰宅。

夜、ユーロ選手権、ロシア対スペインをTV観戦する。スペインは何となくだが、もし日本が強くなったらこんなチームになるのかなあと思わせるタイプのチームである。全体に小柄だが機敏に良く動き、でかい相手に運動量とテクニカルな戦術で対抗する。でも時として技に溺れがちでもある。(にわか評論家をお許し下さい)ロシアはあのヒディングが率いるチームで前半は健闘していた。僕はこの試合は何となく無骨なロシアを応援することにした。前半は互角であると思われた。ところがハーフタイムの後突然ロシアは乱れだしぼろぼろになって負けてしまった。サッカーとは本当に不思議なスポーツだと思った。結果いよいよ、ユーロ選手権も大詰めでスペインとドイツの一騎打ちとなった。


今読んでいるギリシア神話でもそうだが、これまで旅した中で見たここクロアチア、そしてトルコ、ローマの様々な遺跡の中、競技場つまりコロッセオと劇場というのはどれも印象深いものばかりであった。(当時の人々がいかにそのことを大事にしていたかという意味で)

それで今日スポーツといっているものの意味が、それまでよりも僕にとって別の大きな意味を持っていると感じられ出したのだ。

僕らは子供の頃、スポーツは「余暇」だと教えられてきた。あくまでも普通の日常生活の付け足しの様な扱いであった。同じように学校では美術も音楽もそのような扱いであった。(日本における民主的戦後教育の成果?立身出世とは無縁の?)

しかし本当は違う。美術もスポーツも演劇も余暇なんかじゃない。何を馬鹿な事を...。

と2000年以上前のギリシア人やローマ人が言っている様な気がするのだ。


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