クノッソスの遺跡の後、同じ日にイクラリオンの考古学博物館に行ったのだが、クノッソスのエヴァンスに「けち」をつけた以上、同じページに書く気にならず項を改め0707-2とする。実際この前後は同行している妻も僕も体調を壊し(妻はお腹の調子、僕は目が痛くなった)たのだ。まさかエヴァンスの呪いじゃないだろうが。
項を改めたのはもうひとつ理由がある。この博物館がとても素晴らしかったからだ。その中でも特筆すべきなのはフェストス(phaestos)の円盤を見れたことである。今から10年前、ゼミのまとめとしてwriting space design 98/99という本を石塚君やカトケンや中蔵君と苦労しながら作ったのだがその巻頭のページにCDのディスクとこのフェストスの円盤を並べてレイアウトしたのだった。僕はこの二つをつなぐ物がwriting space designを意味していると当時思っていた。(今もそれは変わらない)その時はまさか10年後に自分がそのオリジナルを拝めるとは想像だにしてなかったが。
フェストスの円盤は想像以上のものだった。まだ解読されていない。
10年前の自らの振る舞いが今を決定しているのだ、と改めてグレゴリー・ベイトソンのことを思い出した。
パンサーです。
蜂のブローチ
この文様はミロス王の家紋、もろ刃の斧。ラビュリントスを表しているという。
水晶でできた器
クレタを象徴する牡牛
蛇を持つ女
ライオネス
これが単なるフレスコなのかどうか分からない。
印章
フェストスのディスク
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