0718 アテネからウィーンへ

今日は昼の便でアテネからウイーンへ移動する。
何故ウイーンなのかは説明がいるかもしれない。私たちの持っている航空券はヨーロッパー日本間の往復オープンチケットではなく地球一周用のチケットなのである。これは途中12度飛行機を乗り降りできるのでその分往復チケットよりもリーズナブルなのである。つまり最後はニューヨークを通って東京まで戻るということになる。しかしこのチケットの欠点は同じ空港を二度使えないのだ。一筆書きの原則。だからクロアチアに戻る場合ザグレブ空港はもう使えないのだ。それで今回はリエカとの交通が比較的楽なウイーンにしたのだった。
でウイーンからクロアチアにバスなり電車なりローカルの航空機なりで戻っても良かったのだがせっかくなので今回はウイーン、プラハ、ドイツの東部を見てクロアチアに戻る予定である。卒業生と8月の頭にミュンヘンで落ち合うことにしているが果たして無事に行き着くだろうか。あと二週間弱だが旅は続く。

ウイーンは大変涼しく、街には革ジャンを来た人が歩いている。これまでのギリシアからは想像もつかないことだ。ギリシアから持ってきた麦わら帽子が浮いている。
まるで沖縄から軽井沢に移動した感じだ。(沖縄には行った事がないので想像ですが)
正直言って身体が喜んでいる。ほっとするというか一息つける感じ。ギリシアの暑さと日の光の強烈さは尋常じゃなかったから。あそこは神々とゆばあば(千と千尋)のような女達の住む場所だ。人間はまるで陽炎のようだ。
どの場所でもそうだが訪れた場所と季節の関係は記憶の中で強く結びつくだろうと思う。僕にとって春先のアイルランド。夏のギリシア。

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アテネ。飛行場へ向かうバスから。

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ウイーン。25年ぶりである。

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宿に荷物を置いて街を散策。トラムに乗ってカールプラッツの昔の地下鉄駅舎へ。オットー・ワグナーの設計である。前に来たときは駅として機能していたと思うが今回博物館のようになっていた。中には入れなかったが。

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芸術家の家。工事中だった。

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オペラ座。

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シュテファン大聖堂。

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オットー・ノイラートゆかりの市庁舎ではシネマフェスティバルが行われていた。はじめはこの正面の建物が市庁舎とは気づかなかった。

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何と2000人近い人々が集まっていた。

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シネマというから映画かと思ったら音楽のライブ映像で、この夏私たちも行ったローマのカラカラ浴場を舞台にしたオペラ映像の上映であった。オリジナルのオペラではないのに何故こんなに人が集まるのか少し不思議だったが、さすがにウイーン、音響は抜群であった。
他の日は音楽のアニメなどもやるようだ。

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ただ、あまりにも寒く途中で帰宅することに。


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