0902 アクシデント!とヴェネツィア映画祭

ミラノからヴェネツィアへ移動する日。

午前中にトラムでブレラ絵画館へ向かう。ここはミラノで最も大きな絵画美術館である。北イタリアのルネッサンス初期のものから18世紀のものまで。

マンテーニャの「死せるキリスト」は有名な絵であるけれど実物を見るまではそれ程とは思っていなかった。その他ベッリーニ、ティントレット、ヴェロネーゼ、ピエロ・デラ・フランチェスカ、ラファエロ、そしてカラヴァッジョもあった。なかなか見応えあります。大学(アカデミア)と併設しているらしく、同じ建物の中にアトリエや教室が見えた。建物の中のカフェで休憩。

その後歩いて街を散策しながらミラノ中央駅まで戻り13時55分の列車でヴェネツィアへ。16時15分ヴェネツィア、サンタ・ルチア駅到着。宿は駅の近くローマ広場の近くなのでまず荷物を置いて街の散策に繰り出す。

今回私たちの滞在はちょうど、ヴェネツィア映画祭とぶつかったわけだが、これは始めから意図していたわけではない。全くの偶然である。ミラノでテレビをたまたま見ていると、宮崎駿さんと「崖の上のポニョ」の映像が結構長く映っていたので「これは何事か」と思い「あー。今やっているのか」と気づいた次第である。もちろん、ヴェネツィア映画祭が行われていることや、宮崎さんや押井守、北野武の映画がエントリーされているという一般情報は知っていたのだが、それが自分の旅と関係するなんて考えもしていなかったのだ。宿が異常に高く、かつ予約がとりにくかった理由が今更ながらわかった。(分かっていたらここは避けたかもしれません)

映画祭の拠点はリド島なのでヴェネツイア本島の町中が映画祭一色とは全然なっていない。フェスティバルに関連した上映をやっている映画館は探してみたが本島では一カ所だけであった。


ローマ広場からリアルト橋、サンマルコ広場まで迷路のような街を歩き、ちょうどサンマルコ広場で夕日が落ちる時間帯に鐘楼にのぼり、夕暮れるラグーナとヴェネツィアの街を小一時間程眺める。途中頭上で鐘が鳴りだした。(結構うるさい)

サンマルク広場ではカフェ専属のミュージシャンたちが映画祭に合わせてか映画音楽を演奏していた。

その後サンマルク広場とリアルト橋の間で食事をし、暗くなった街(9時くらい)を歩いて帰る途中、道に迷った。まあ街自体が迷路みたいなものなので三人で行ったり来たりしていて行き止まりに来た。

その後ちょっとしたアクシデントに見舞われた。(詳細省く)...それでカメラが水浸しになってしまったのだった。(事件に遭遇したとかではないので心配しないで下さい)


ということでこの日一日撮影した画像が全て駄目になるとともに明日から写真が撮れなくなってしまった。これは僕にとって大変大きな痛手である。今回、妻はカメラをリエカに置いて来ているので代わりもない。代わりにあるのは息子の携帯(!)のカメラのみである。


ということもあり、これ以降の交信はリエカに戻った後数日後になりそうです。


※※※※

上記は9月3日に書いた日記である。で今このブログを更新しているのは9月6日、ウイーンにいます。この間ヴェネツイア、リンツと滞在してきたがネット環境が悪いので更新が遅れました。

また上記の深刻な理由で写真がないので9月3日以降の日記はリエカに戻って更新します。


トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 0902 アクシデント!とヴェネツィア映画祭

このブログ記事に対するトラックバックURL: https://www.esporre.net/blog/mt-tb.cgi/174

コメントする