1009 引きこもり。オランダ覚え書き。

終日、家にひきこもり調べもの、読書、次の計画などに集中。

ここリエカの家は静かで気持ちよく引きこもりには最高です。
申し訳ないですが家事はなにもしていません。
感謝の気持ちを時々忘れるのでカミサンから顰蹙を買っているのが問題なくらいの
静かな日々です。

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画像が荒くて申し訳ない。1926年シュレーダー邸を訪れた左から建築家のマルト・スタム、リートフェルト、エル・リシツキー。リートフェルト38歳、老けて見えるが(急に頭が禿げたので)リシツキーは36歳。リシツキーの奥さんのゾフィーの書いた伝記では世界恐慌、ファシズムの前のアヴァンギャルドが幸福だった頃のワンシーンである。彼らはここで一般庶民の住宅の未来を終わる事なく語り合ったとある。

オランダ覚え書き。
今回のオランダではレンブラント、フェルメール、ゴッホ、エッシャー、モンドリアン、リートフェルトと(見落としも随分あるとは思うが)それなりに見れたのは良かったと思う。
そう、加えてウエルクマンやマレーヴィチなど思わぬ出会いもあったし。

ただ心残りがいくつかあった。
気をつけて(意識しながら)美術館や町の画廊などを見たつもりではあったが、戦後の優れたオランダのグラフィック・デザインがほとんど見れなかったこと。

リートフェルトは思った以上に評価されていたがデ・スティルのドゥースブルクがほとんど見れなかったこと。

そして最も大きな欠落はゲルト・アルンツがどこにもなかったことであった。
かつてゲルト・アルンツの大回顧展を行ったのはハーグの市立美術館である(今回モンドリアンを見たところ)。ここではモンドリアン以外にはイズラエルという画家の大展覧会をやっていてモダンデザインに関する展示は全くと言っていい程なかった。
まあ、こちらにも学芸員にわざわざ何故か質問する程の準備もしてなかったのでしょうがないが...。
オランダにいればなにか情報が入ると思っていたのだが...。
アルンツに関しては特に心残りではある。



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