1022 ベルリン─ハノーファー─リエカ

朝宿を出て8時半頃の電車でハノーファー中央駅へ約2時間。
中央駅で乗り換えて空港へ約20分。
リエカ空港へ3時頃無事到着。
ベルリン─リエカ間の直行便がない為にこのような行程になる。
これから冬になるとリエカ発着の航空便がますます少なくなりそうなので気が思い。
今後クロアチアから他のヨーロッパ諸国に出国する場合、バスで3時間半かかるザグレブかバスと電車で4時間半はかかるイタリアのヴェネツイア利用となりそうだ。

ともあれ約1週間のザグレブ、ベルリンのショート・トリップから無事に帰宅する。
ベルリンでの滞在期間が充分だったかというと全くそうではないものの、まあしょうがない。
今回はベルリン芸大、博物館島、リベスキンドのユダヤミュージアムに行けたことで満足しなければならないだろう。
後半の4日間ネットが使えない環境にいた。こういう時に限って重要なメールがたまっている。
荷物もそこそこに返事を書かねばならない。

旅の間「法句経講義」友松圓諦著(講談社学術文庫)を読了。
これはこの夏来た息子が置いて行ったもの。
原始仏典の最古層に属する、釈尊が直接語った言葉の解説で昭和9年に刊行され昭和の仏教革新運動の起点となったと言われるものである。
仏教書とベルリン?と一見無関係に見えるのだが(実際はじめから関係ありと思ったわけではないけど)、ヨーロッパとアジアの死生観、自然観、自我認識の違いについて考えさせられること多く興味深かった。
またこういった言説の解釈と(今私たちが行っているような)遺跡や歴史の断片を見る作業は意外と似ていて、まさに解釈する側の想像力が問われているのだとしみじみ思った。

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