朝ダハブの宿にドライバーが迎えに来て1時間程でターバの港へ到着。
ここはアカバ湾を囲むようにエジプト、イスラエル、ヨルダン、サウジアラビアの国境がほとんど接する形で集中しているところである。陸路をイスラエルを通っていけば簡単なのだが、おそらく宗教的、政治的な理由からイスラエルを経由せずにフェリーでヨルダンのアカバ港へ行くルートである。目で見える対岸のアカバまで約40分の航行である。
船上で出入国審査を受けヨルダンに入国。
ヨルダンは50万年前(!)から人類が住み着き1万年前に人類最古の農業が営まれたといわれる場所である。
アカバからツアーバスでヨルダン高原を北上する。周りの客はほとんどがペトラ遺跡を見ての日帰りらしく軽装である。
2時間かけてペトラ遺跡に到着。
ペトラはギリシア語で岩を意味する。ここは紅海に近く砂漠を行き来するキャラバンの中継地点であり昔から中東における要衝の地であった。このあたりには3200年前から人が住み着き、紀元前1世紀には古代ナバテア人の都市として栄えていた。その後ローマの属州となっている。
ターバ、フェリー乗り場
ヨルダン、アカバ港。アカバ湾の向こうは右手がイスラエルで左はエジプトのターバ。
ヨルダン高原を走る。
霧。まるでストレンジャーザンパラダイス(ジャームッシュ)のような...。
以下ペトラ遺跡。
石畳を敷設したのは当然ローマ人であろう。
朽ちかけてはいるが印象深い彫刻。
岩盤をくり抜いてこういう巨大な円形劇場を造ったのも後から来たローマ人だと思う。
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