1205 エジプト覚え書き

終日雨風。冬の嵐のようである。
終日メール、旅の片付けなど。
昼間マイーダさんが訪ねて来てくれる。
1月のリエカ美術大学訪問について相談。
妻は大分回復した模様。
体調が思わしくないにもかかわらず食事を作ってくれている。
このことによって二人とも少しずつ体調が良くなっていることは間違いない。
僕のお腹の調子も大分良くなって来ました。

以下エジプト覚え書きを少し。
エジプトやヨルダンで見たものを自分の中で消化するには今は早すぎて無理のようだ。
改めて調べたいこと等も山積しているからだ。
それはともかくとして、少なくとも言えることは今回かなり無理をしたけれどシナイ半島、ヨルダンまで足を伸ばせたことは結果的に良かった。
シナイ半島のセントカトリーナの蔵書が見れたことについては既に触れたが、それよりもヨルダンを含めあのあたりの空間、風土に少しでも接することができたことが大きい。
以前にも少し触れたが今回の旅全体で本当は今のイスラエル、イラン、イラクまで足を伸ばしたかったのだ。つまり僕にはバビロニアまで行って楔形文字発祥の地点に立つ必要があったのだ。旅の始めから時間と安全の問題でそれは断念したのであるが、今回中東地域に少しでも触れることができたのは自分の中の世界地図の上では貴重なものとなった。5月に行ったトルコ東部のハットゥシャシュの楔形文字でかなりの関係がつかめたというのもあった。
またラムセス二世とハットゥシャシュ王国の戦争とその後の世界初の国家間平和条約という3200年前に行われたダイナミックな交換も実感することができた。
現代人の想像力を超えて古代の文化交流はダイナミックなものなのだ。

単純に宗教のせいに帰するつもりはないが現在のイスラム圏を旅する大変さはエジプトでいやという程味合わされたけれども。

以下妻の写真機からー旅の断片その2

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