1230 ザダールへ

午前中にトルサットの城と教会を訪ねた後、トレンツ一家の車に乗せてもらいザダールに向けて出発。アドリア海の海岸沿いの道を南下していく。
途中、これまで通りかかっていつも気になっていた小さな港町、バカールに寄りフェリー会社ヤドランの古いホテルでお茶を飲む。この小さな港町はもちろん観光ガイドブックなどには載らないけれどクロアチアらしい魅力を持った場所と言えると思う(クロアチアの海岸線を走っているとこのようなおとぎ話に出て来そうな小さな集落というか町をよく見かけるのだ)。実際行ってみると何と言うか時間が100年くらい止まったままのような不思議な感触があるのである。あるいは誰かの短編小説に書かれた架空の港町といったような。
こちら(ヨーロッパ)に来た当初、車を運転するかどうかで迷った末、結局やめたのであるがこういう場所は自家用車でなければなかなか来る事ができない。特にこれまでしつこいくらい触れて来たように公共交通機関が劣悪なクロアチアでは尚更であった。そういった意味で今回の小さな旅は私たちのこれまでの欲求不満を少し解放してくれるものであった。
途中、クルック島、ラブ島、パグ島といったアドリア海に浮かぶ島影を右手に美しい景色の中を走る。途中夕日がパグ島の向こうに落ちて、ザダールに到着したころは新月が昇っていた。
宿には向かわずまずは海岸にあるシーオルガンを訪ねる。かなり冷え込むし暗い中であったがこの装置なかなか良い音であった。
あまり詳しくはないが以下に解説がある。
http://www.seaorgans.com/
ザダールの旧市街はスプリットと似ていてローマ時代からのものであり、ここも想像以上に興味深い街並であった。
海岸の傍のレストランで食事をした後ホテルに向かう。

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バカール。山の上に見えるのは高速道路。

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シーオルガンのヴィジュアル部分は暗くならないと見れない。

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昼間の太陽エネルギーが蓄電されていて音に反応する仕組みである。

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シャッタースピード30秒くらい。

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