終日アルハンブラ宮殿。
ここについてはいろいろ感想ありますが、書き出すときりがないので省略。
離宮へネラリフェ、パルタル庭園、王宮、アルカサバ、カルロス5世宮殿というルートで歩いた。
冒頭で感想省略と書いたが、庭に関しての覚え書きを少々加えておく。
ここはかつてローマ人の作った神殿の上に、ムーア人が宮殿を造り、そこにレコンキスタ以降のスペイン人が手を加えている。だから今私たちが見ている庭が少なくともアルハンブラ造営時代のものかどうかが、はなはだあやしい。(ような気がする)
この500年の間にかなりフランス庭園化しているのではないか。
イスラムにとって庭は天国の楽園の象徴だったのでこのことはとても重要である。
私の印象はこの変形がどのようなものであったかを知る必要があるということだ。
現在の折衷された感じの庭は意外にも全然凄いとは思えなかった。
正直な所。
また、してはいけないとおもいつつ、桂離宮や修学院等など、とんでもなく洗練された庭文化を持ってしまった私たちからすれば...?という思いがどうしても去来してしまうのだった。
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