0228 王立サン・フェルナンド美術アカデミー、イコー美術館、ソフィア王妃芸術センター

この日はマドリッドに向かう。(宿はアランフェスのままである)

アランフェスーマドリッド間はバスで約50分なので国分寺から銀座に行くような感じである。

実は当初、今日トレドに行く予定だったのだ。しかしここに来てアランフェス発トレド行きの列車がないことが判明。バスもほとんどない。

原因は私たちのもっていたガイドブックが古かったためだ。それにはアランフェスがトレド行きの起点になると書いてある。実際地図を見ても位置関係からそのはずだと思った。しかし多分ごく最近に路線自体が廃線になったようで、マドリッド周辺の町に行くには必ず、一度マドリッドに行き、そこから向かわなくてはならないようになってしまっているのだ。事情は詳しくは分らないが距離的に言っても何とも不都合、不条理なな感じである。

...ということで今日はトレド行きを中止して急遽マドリッド入城である。

王立サン・フェルナンド美術アカデミー、イコー美術館、ソフィア王妃芸術センターの3つを尋ねる。


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王立サン・フェルナンド美術アカデミー。

ここはプラド美術館の分室と言われている所である。

16世紀から19世紀までゴヤ、スルバラン、ムリーリョなどのスペイン絵画が中心。その他はティッツァーノ、ブリューゲル、コレッジオ、リューベンス、アルチンボルトなど。

また館内にゴヤを記念した版画専門の美術館も独立してあって現代版画の作家の展示を行っていた。


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スルバラン


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イコー美術館入り口。

フランス人建築家ドミニク・ペローの大展覧会が行われていた。

写真は不可。


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ソフィア王妃芸術センター

ここは20世紀以降の近現代美術を集めた所である。かなり大きく見応え充分である。

ニューヨークから戻った有名なピカソのゲルニカもここにある。

ミロ、ダリ、ブニュエルなどスペイン出身の作家はもちろんのこと、それ以外の作品も傑作目白押しでかなり刺激を受けた。

またここはブニュエルもそうだが映像作品やドキュメンタリーも各所で映写していて(これは近年のプロジェクターの輝度が随分良くなったせいだが、絵画作品の隣に映像が映写されていたりして)大変刺激的であった。

ここも写真不可なのでイメージはない。


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写真は不可なのだが、廊下にあったこればかりはいやがる妻に無理矢理撮ってもらった。巨大なマン・レイのオブジェ。目が開いたりつむったりします。


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