0302 トレド。エル・グレコの町へ。 toledo, the city of el greco

今日は月曜日。ここ数日のトラブルでなかなか行けなかったトレドへ。マドリッドからバスで約1時間。

トレドのバスセンターで市バスに乗り換え丘の上、城壁で囲まれた旧市街、中心部にあるサンタ・クルス美術館へ。


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サンタ・クルス美術館。


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中庭。

サンタ・クルス美術館の後、アルカサルという巨大要塞の横を通り(内部に入らず)町の中心カテドラルへ。ここはスペイン・カトリックの総本山らしい。1227年着工、1493年完成。壮大であり入り口も5つの門がある(迷いました)。

ここは聖具室がかなり大きな美術館になっていてグレコ、ゴヤ、ベラスケス、カラヴァッジョなどかなりのものがある。

しかし展示の仕方は最悪で絵はとても見づらい。

全体的にとにかく埃っぽく、空気が悪い。思わず「ここは本当にあの有名なカテドラルか」と妻に言ってしまう程だった。入場料もかなりとっているわりにはひどい印象。(だいたいカテドラルは無料のところが多い)


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以下、カテドラル。


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その後、本日の目的地「サント・トメ教会」へ。

ここはマドリッドで宮廷画家の道を断たれたグレコが死ぬまで40年住んだ自宅そばの教会。

かの有名な「オルガス伯の埋葬」がある。

この一点のためにトレドに来る価値はあるだろうと思う。


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その後グレコの家を尋ねるも月曜日で休館なので外から眺めるのみ。


昨秋、リエカで薬師寺さんと話していて「グレコは今一わからん」と言ったら、「寺さん、グレコは凄いよ。スペインに行けばわかるから」と言われていたが、「にゃるほど」本当だった。

彼の空間の変形には全く独自性がある。

グレコをみていると使い古された「デフォルマシオン」という言葉が新たな意味を持って来るように思えた。

全く熱い変形であり視覚的である。


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以下トレドからの眺め。タホ川が見える。


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夕方マドリッドに戻る。アトーチャ駅外観。


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一昨日に行ったソフィア王妃芸術センターの横を通って宿に戻る。

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