0303 マドリッド最後の一日。museo三昧、プラド再訪。

まあどっちにしろ、毎日がmuseo三昧という至福の、かつ結構しんどい日々を過ごしているわけですが、マドリッドも今日で最終日。

朝、やはり宿から近くにあるティッセン・ボルネミッサ美術館へ。ここは世界第二といわれる個人コレクション(ちなみに一位はエリザベス女王)で、ボルネミッサ男爵という人の美術館。

13世紀のイタリアからルネッサンス、フランドル、オランダ、イギリス、フランス、ロマン派、そして印象派、未来派、キュビズム、シュルレアリズム、ポップアートの20世紀まで、膨大なコレクションである。

建物もネオ・クラシックの傑作といわれているらしいが素晴らしいし、展示も良い。作品が時代別、国別にバランスよく配置され、「西洋」美術史を学ぶための教科書のような美術館である。

かなりの見応え。写真は不可なのは残念だけどその方が絵を見る事に集中できるので楽である。

ここは親子二代でできたコレクションらしいが全く想像がつかない。どうしたらたった二代でこのようなコレクションが可能なのか。

1990年代日本のバブル期においても、「日本人が金の力で」有名絵画を買い集めたと何かと話題、揶揄の対象になっていた事を思い出す。

しかし、どう考えてもこれに比べれば日本は赤ちゃんみたいなものだったのですね。


その後、国立考古学博物館に移動。ここは見るからに巨大で、かなりの覚悟で入館したのであるが、工事中なのかどうか分らないがごく一部しか展示しておらず、完全な拍子抜け。

ここではアルタミラ洞窟の壁画を再現しているということに強い期待を持っていたので大変残念である。


その後遅めの昼食をとり一旦ホテルに戻り休息。

スペインにいるうちに私たちもスペイン風シエスタを必要とするようになってしまった。特に昼食にワインなどを飲んでしまうと絶対必要となる。スペインの人々の昼食は2時頃から4時。

夕食のレストランに客が入り始めるのは9時からである。(レストランが始まるのは8時頃)

私たちは夕食には付き合いきれず、夜の9時からレストランに行くという事はほとんどしなかった。

(そんなことをしたら、ますます身体がもたなくなってしまう。あぁ、日本のあっさりした食事が恋しいよ。)


夕方、元気を取り戻しプラド再訪。

2度目でも改めて感動。まだ見足りないがしょうがない。8時に美術館を追い出される。

ティッセン・ボルネミッサ美術館、プラドともに写真不可なので残念ながらイメージはない。


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発見の広場

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以下考古学博物館

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