昨日に続き、膝の調子がどうも悪い。足の関節が逆向きに折れそうな感じです。歩く分には何とかなるのだが、特に階段の上り下りがつらい。
パリの地下鉄は老人や身体の不自由な人には本当に「不親切」にできているところなので堪える。
昨年の夏のギリシアやイタリアはもっと過酷な状況だったが平気であったのにここにきて蓄積疲労が出ているのかも知れない。(うーん。走ってもないのにトシだにゃーと独り言。これで春から授業ができるのかしらとまた独り言。)
かといってホテルで休養する気分にもならず、今日は出かける場所をひとつに絞った。
シネマテークは歩いて行ける距離である。途中に国鉄近郊線の高架橋跡がアトリエ・ブティック街になっている場所があり、画廊、家具屋、アクセサリー店などが延々と並んでいてなかなか面白いところを通った。
シネマテークの上映プログラムを見てみたが、あいにく見たいものとは遭遇しなかった。
しかし併設の映画博物館ではメリエスの特集をしており、メリエスの短編の多くをみることができたし、その他エジソンの映像も含めていろいろ見る事ができた。
荷物の重量を少しでも減らすべく、妻が午前中オペラ座近くにあるクロネコヤマトに行って荷物を送ってくれた。パリは便利ですねー。
ベルシーの新大蔵省。
シネマテーク入り口
設計はフランク・ゲイリー。もともとはアメリカンセンターのための建物だったらしい。
どっちにしろ、フランクさんは個人的にはいただけない。
ヴァザルリによる映画へのオマージュ
ちなみにこの日上映されていた映像を記録として残しておきます。(部分的なものも含む)
メリエス、リュミエール、エジソン、オスカー・フィッシンガー、ジュール・マレイ、ヴァイキング・エッゲリング、ハンス・リヒター、ジガ・ヴェルトフ、エイゼンシュタイン、チャップリン、フリッツ・ラング、ムルナウ、ゴダール。
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