ニューヨークは僕は17年ぶり。その時はデザイン教育視察の為に来た。
クリントン、ゴアコンビの最初の選挙を行っていた秋であった。クリントン8年、ブッシュ8年の後、昨年の秋にアメリカはオバマを大統領に選んだ。
この17年間の世界とアメリカの大きな変貌は様々な感慨を呼び起こさずにはいられない。
妻はNYは初めてである。
ここでどう過ごすか全く計画が立ってない。二人ともかなり疲れ気味。
僕の方はあきお君とヨーロッパであったおり大学からの連絡をいくつか受けた。4月の早々から様々な事が始まるから準備しろという指示などであった。
帰国して一週間程間があるはずと思っていたので少しうろたえた。
4月からの生活が待ち遠しくなるかと思っていたが意外にも実感は逆で少し鬱気味になった。
うーん。しかしそんな子供のようなことは言ってられないので、ここにいる間に気持ちを立て直さなければならない。
ともかく、いつものように街の散歩から始める。
ニューヨークを歩いているとこれまで読んだ小説にいかにニューヨークのものが多いか考えさせられる。すぐさま想起できるのだけでもジョン・アービングやポール・オースター、スティーブン・キングやエド・マクベイン...。ニューヨークに関係する音楽も当然スプリングスティーンだけじゃない、ディランからジョンレノン、マイルス、コルトレーン、ガーシュイン、フォークやロックやジャズやミュージカル...。
映画にいたっては無数といっても良い。
地方のアメリカ人よりもニューヨークにまつわる二次情報(コノテーション)を自分は膨大に持っているのではないかと思える。(多分多くの日本人がそうなのではないか?)
善かれ悪しかれだが、ニューヨークはそういう都市なのだ。拮抗出来るとしたらパリぐらいだろう。
そんなに強く意識したわけではないけれど、最初にどこに行くかと考えると自ずからここしかないだろうと思えた。ワールドトレードセンター跡地である。
ここ20年間の世界の変化を巡って、そして今回の1年の旅で考えたことと、この場所の意味が重なって思いは乱れた。
その後近くにあったブルックスで買い物をしてマンハッタンの北、ロウア−マンハッタンを散歩。
トリニティ教会。
バッテリーパーク。ワールドトレードセンターから移築された壊れた彫刻。
バッテリーパーク沖、リバティ島。
近くにアメリカン・インディアン博物館があったので入ってみる。
イサム・ノグチ、レッドキューブ。
デビュッフェ
イサム・ノグチ、水上庭園。
市庁舎の横で映画撮影をしていた。
ウォール街、ニューヨーク証券取引所。
北上してチャイナタウンとリトル・イタリーを少し歩く。
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