0327 グッゲンハイム美術館とセントラルパーク

グッゲンハイム美術館に行く。
撮影は不可なので画像はない。
大掛かりな企画展をやっていたので常設展の展示スペースは少なかった。普通ならばがっかりするところだが、この企画展が思いの他よかった。
その後セントラルパークを散歩。

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企画展は「the third mind: american artists contemplate asia ,1860-1989」というものだった。アメリカのアーティストがアジアを直視(凝視、沈思黙考)したという内容である。
興味深い作品(絵画だけではなく文学にも及んでいた)が並んでいたので名前だけでも以下に挙げておく。
野口米、T.S.エリオット、エズラ・パウンド、j.l.バイヤース、ロバート・マザーウエル、スティーグリッツ、スタイケン、サム・フランシス、イサム・ノグチ、岡田健三(漢字がこれで良いか不明)、アド・ラインハルト、ローリー・アンダーソン、ジェイムス・タレル、杉本博司、桑山忠明、A.ウオーホル(スリープという映像作品)、荒川周作、ジャスパー・ジョーンズ、ティモシー・リアリー、ブルース・コーナー、R.ラウシェンバーグ、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーク、ウイリアム・バロウズ、オノ・ヨーコ、ジョン・ケージ等など。
必ずしもアメリカ人とは限らない。
特にジョン・ケージの龍安寺のドローイングとオノ・ヨーコの「頭の中で組み立てる絵」を見れた事は幸運であった。
不満というか疑問があるとすれば、アジアといってもその90%(少なく見積もっても80%)は日本ないし、日本人なのである。こういった場合素直にタイトルに「日本」または100歩譲っても「日本およびアジア」とするべきではないか。アジア人をジュッパヒトカラゲというか一緒くたにしているようで少し、不快な感じを持った。
それは例えば日本人が白人を一緒くたにして「外人さん」または「アメリカ人」と言うようなものではないか。
またもし、「contemplate」した相手がヨーロッパだったならば絶対こうはならなかったのではないかと。
内容を精読したわけではないので本当のところは分らないけれど...。
ともあれ展示自体は現代美術に関してこの1年で最も僕のツボにはまったものではありました。

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セントラル・パーク

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